先日、NHKの番組『ヒューマニエンス 49億年のたくらみ』の「“涙” 秘められた魔法のチカラ」で「涙の誘因」がグラフで示されていました。
- ペットとの別れ
- 親しい人(家族・恋人・学友など)との別れ
- 悔しい
- 夢が実現して喜びが極まった時
- 音楽を聴いて感動
- 緊張から解放されてホッとした
- 痛みなどの身体的苦痛
- かわいい子を見て
このヒューマニエンスの番組を見て、祖父や両親が亡くなった時とは全く異なる深い悲しみに納得しました。
勿論、自分の子供が自分より先に亡くなった場合はとてつもない悲しみに襲われることは間違いありません。ただ、動物たちは人間のようなややこしい感情の問題はありません。
人間同士の場合、たとえそれが誤解から生じた場合であったも憎しみあったりする場合も多々あります。その面で言うと動物たちはひたすら純粋と言えます。
その分、人の言葉を話さない動物たちの声を聴きそびってしまい、納得いくケアをしてあげられなかった事が飼い主や世話をする人にペットを失った後の無力感を増してしまいます。
番組では、涙することの大切さも解説していました。
この深い悲しみを癒すためには涙することが大切だと。涙することは感情面ではもちろん生理学的にも必要なことで、悲しみを癒すために大いに必要なことだそうです。その辺は、多くの方が実感するのではないでしょうか。
ここで一つ気になるのは、普段から涙を流すことなく頑張って生きてきてしまった人の場合です。産まれてから困難な人生を生きてきた人ほど涙を堪えてしまい、辛い時悲しい時に涙することを抑圧してしまいます。
ペットを失った時、愛猫愛犬など愛する動物を失った時にはたくさん悲しみ沢山涙しましょう。少しも恥ずかしいことではありません。どこかでブレーキがかかってしまうとペットロスが長引いてしまい、飼い主さんの日常生活にも支障をきたしてしまいます。
そういうBaabaも微妙ではありますが、涙するために悲しい映画面白い映画を見るのも悪くないようです。どのような映画であっても『涙すること』は心を癒すのに効果があるとの事です。これも、体験からなんだかわかる気がしますよね。