自己免疫性溶血性貧血
我が家のZaviiがこの病気で亡くなりました。
書籍には詳しい情報が少なく簡単な内容が記されていることが多く、あまり一般的な病気ではないようです。ちなみに、人間にも【自己免疫性溶血性貧血】と言う病気があります。
最近のネット検索ではある程度ヒットしてくれました。
貧血の原因が【自己免疫性】の場合、原因は不明の様です。
でも、きっと原因はあると思いますが、少なくとも現在は解明されていないという事かと思います。
書籍には詳しい情報が少なく簡単な内容が記されていることが多く、あまり一般的な病気ではないようです。ちなみに、人間にも【自己免疫性溶血性貧血】と言う病気があります。
最近のネット検索ではある程度ヒットしてくれました。
貧血の原因が【自己免疫性】の場合、原因は不明の様です。
でも、きっと原因はあると思いますが、少なくとも現在は解明されていないという事かと思います。
もくじ
溶血性貧血の病態と症状
猫の「溶血性貧血」とは、血液中の赤血球が破壊されることにより、全身へ酸素が行き渡らなくなってしまった状態。
溶血(ようけつ)とは赤血球が破壊されることを意味します。赤血球は血液細胞の一つで色は赤く、肺から得た酸素を取り込み、体の隅々の細胞に運び供給する役割を担っているため、この溶血の状態が起こると赤血球の酸素運搬能力が低下してしまい、全身の酸素が回らなくなり酸欠状態に陥ってしまいます。
猫の溶血性貧血の主症状
- ぐったりして元気がない
- 運動を嫌がる
- 食欲不振
- 呼吸困難
- 校内粘膜蒼白
- 黄疸(白目や校内粘膜が黄色くなる)
- 尿の色が濃くなる(赤茶色に近くなる)
治療方法
- グルココルチコイド
- 免疫抑制剤
- ヒト免疫グロブリン療法
- 輸血
- 脾摘
- サイトカイン療法
ステロイドの投与で、第一選択肢となる。
免疫抑制剤の投与で、ステロイドが効果が見られない場合に選択される。
免疫細胞の一種であるマクロファージの活性を抑制する方法。人間の医療にも使われている療法です。
脾臓は赤血球や血小板の破壊などする器官であるため摘出によって改善する場合があります。
脾臓は赤血球や血小板の破壊などする器官であるため摘出によって改善する場合があります。
造血促進効果が期待される、顆粒級コロニー産生因子(G-CSF)・エリスロポエチン(EPO)などを用いる場合があります。
様々な原因
- 感染症による貧血
- 基礎疾患による貧血
- 遺伝による貧血
- 母猫の母乳による貧血
- 自己免疫性による貧血
- 中毒・異物による貧血
- 出血・失血による猫の貧血
マイコプラズマなどの細菌
猫同士の喧嘩、ノミやダニによる感染経路があります。
糖尿病など。
アビシニアン/ソマリ等。
「新生子溶血」とも言われます。親子の血液型が違うと母猫の母乳を異物と認識するリスクが高くなります。
自身の免疫細胞が、赤血球に攻撃をしてしまう。原因は不明です。
タマネギ/人用の解熱剤、鎮痛剤などの薬物/ナフタリン、冷凍剤などの有毒な物質/植物/寄生虫
交通事故などの外傷/ノミやダニの吸血
少しの変化でも注意が必要な症状
- 嘔吐や下痢
- 糞尿の色や臭い
- 体重減少 食欲不振
- 鼻の周りや肉球の色
普段の生活で気を付ける事
- 去勢避妊手術の徹底
- 室内飼いの徹底
- 猫同士の喧嘩をなくす
- ノミやダニなどの駆除
- 異物を身の回りに置かない
- 良質な食事の確保
- 定期的な検査
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