猫は鋭い牙と三角形の尖った奥歯を持っています。つまり、肉を食べるように進化しています。消化器系も肉を食べるのに適応した機能が備わっています。犬の場合は雑食性に近くなっているけど猫は人に飼われるようになっても肉食の傾向が強いそうです。
植物性のタンパク質には、猫の無病息災に欠かせない重要なアミノ酸の多くが含まれていないそうです。そして、動物性のタンパク質を十分にとることが出来ない猫はヒステリックになったり極度に攻撃的になるそうです。
Baabaは知りませんでした。だからと言って植物性のタンパク質を食べさせたりはしませんでしたけどね。
動物性のタンパク質は、猫にとって脳内伝達物質セロトニンに変性するトリプトファンというアミノ酸を含んでおり、セロトニンは痛みを和らげてくれたり、高ぶった感情をなだめるのに必須の物質だそうです。
ペットフードメーカー(味の素ゼネラルフーヅ)のアンケート調査で、ペットの好みが意外な結果が出たそうです。
猫の好みはあんこが1位でスナック菓子が5位に入ったとか。ちなみに、犬の好みは1位がリンゴだそうです。
猫は人間の甘みが分かるわけではありません。小さくてまだ社会化が未熟な時期に人間から与えられたために猫はそれらの食べ物が大切な食べ物であると思い込んでしまうと言うのです。
人間でも食べ過ぎたら病気になるようなし好品です。小さな体の猫にとったらわざわざ生活習慣病にさせられてるようなものです。
猫が食べるから大丈夫なんだろうなんて思わないでくださいね。
猫の体にはとても負担が大きくなります。
「猫のおせち料理」
「え~~っ、うっそ~~」と思いましたが、これが本当にあるんですよね。
ねこちゃんホンポさんや多くの通販サイトにも沢山ありました。ちょっとビックリです。
「猫のおせち料理」、これってどうなんでしょうね。
Baabaはいき過ぎだと思います。猫と人間の距離が縮まって、飼い主さんが愛情をもって猫を大切にしている、というより猫にお金をかけることで何らかのステータスとしての「おせち料理」な気がします。
猫は動物としての本来の食べ物のほうが大切です。
「猫のおせち料理」にお金をかけるなら、殺処分にされる子たちを減らすために何か活動するための資金に回していただけたら、愛猫ちゃんのためにも胸を張って「私はあなたと同じ猫ちゃんの命を救うために頑張っているよ」と言えると思います。
猫たちはペットであると同時に人間とは種の異なる生物です。食べた方が良い食物・食べてはいけない食物は種によって異なります。たとえ同じ種であっても病気や年齢や生活環境によっても必要な食物や危険な食物は異なります。身近なことで言えば、人間の糖尿病・高血圧・骨粗鬆症やその他諸々の病気や個々の身体状態により食物選択は異なります。
それにもかかわらず、高いお金をかけてどのような材料でどのような過程を経てどのように保管されていた食品なのかわからない食べものを大切なはずのペットたちに与える必要があるのでしょうか。
ペットがむさぼるように食べたとしても、本当に体が必要としていて体に良い食べ物かどうかはわかりません。何せ、植物性の食べ物の味は猫には分からないのですから。明らかに飼い主の自己満足に過ぎません。
猫の食べてよい食物・食べたら危険な食物を調べていた時に「猫のおせち料理」の存在を知りましたが、その他にも『人間の自己満足』『飼い主のステータス争い』に巻き込まれている猫たちの実情を知ることになりました。
Baabaとしては驚くばかりですが、これが今の日本の(海外も同じかもしれませんが)ペットを取り巻く現実なのだと知りました。
猫には【猫としての尊厳】犬には【犬としての尊厳】が尊重されなければならないと思います。人類がおごり高ぶっていればいずれ人間という種より大きな力を持った種に【人としての尊厳】を奪われることになる時が来るかもしれません。
ともあれ、猫にとって何が幸せと言えるのか、これからも学び考えていきたいと思います。